3段目(表編み)

① A針のままひっくり返して、

② 左針の最初の目に右針を右から入れて、

③ その目を左針から外して、すべり目をします。

④ そしてそのまま前の段(2段目)でやったすべり目の1目手前まで8目表編みをします。

 マーカーで印を付けてあるのは、2段目の表編みの時に「すべらせた目」です。下の写真で見ていただくと、前の段でやった「すべり目」と、その次の左側の目との間が空いて見えるのが分かると思います。

 2段目以降は毎段ですべり目が出てきますが、編み進めていくと、すべらせた目とその左側の目との間は空いて見えますので、これは覚えておいていただくと、編んでいく時の目安になるかなと思います。

⑤ そしてこの前の段(2段目)でやったすべり目と、その次の目について、まとめて左側から右針を入れて、

⑥ それら2つの目をまとめて表編みして単純な2目一度(左上2目一度)をします。

⑦ そしてもう1目表編みします。

 これで10目表編みした事になり、最初のすべり目と合わせると11目となります。とすると、前の段の左針に残っていた目(16目)と合わせて右針に27目残る事になります(前の段の左針の残り16目+11目)。そして左針には14目(前の段の右針の残り26目―12目)残る事になります。なお両方の針の目の合計は、41目(=27目+14目)となります。

4段目(ウラ編み)

① A針のままひっくり返して、

② 左針の最初の目に右針を右から入れて、

③ その目を左針から外して、すべり目をします。

④ そしてそのまま前の段(3段目)でやったすべり目の1目手前まで、9目ウラ編みします。

⑤ 9目ウラ編みしたら、前の段(3段目)でやったすべり目に左側から右針を入れて、

⑥ その目を左針から外し、

⑦ 更にその次の目にも左側から右針を入れて、

⑧ その目も左針から外します。

⑨ それらの目(⑥の目と⑧の目)にまとめて左針を右側から入れて、

⑩ 右針を外して、それらの目を左針に移します。

⑪ その2目にまとめて右側から右針を入れて、

⑫ 2つの目をまとめてウラ編みをして、目を入れ替えるウラ編みの2目一度(ウラ編みの右上2目一度)とします。

⑬ そして次の目もウラ編みします。

 これで11目ウラ編みした事になり、最初のすべり目と合わせると12目となります。とすると、前の段の左針に残っていた目(14目)と合わせて右針に26目残る事になります(前の段の左針の残り14目+12目)。そして左針には14目(前の段の右針の残り27目―13目)残る事になります。なお両方の針の目の合計は、40目(=26目+14目)となります。

 この後の5段目から18段目までは、編む目の数は1目ずつ増えますが、奇数段(表編み部分)は3段目と同じ作業になり、偶数段(ウラ編み部分)は4段目と同じ作業になります。

 基本的には、「ひっくり返して、1目すべらせて、(前の段の)すべり目の1目手前まで編んで、2目一度をして、もう1目編む」を繰り返していく事になります。それぞれの段ですべり目をした後で何目編むかは記載させていただきます。

 各段で減らし目をする事になりますので、段を編み終わった時の右針と左針の残った目の数を合計したものは、1目ずつ減っていく事になります。

 もしこの後で1段ずつ説明を見るのが煩わしく思われる場合には、ひたすら上記の作業を繰り返していただき、表編みで編んで左針に目が残らなくなったら17段目まで終わった事になりますので、この後の5段目から17段目までの説明は飛ばして18段目から見ていただければと思います。