ここからは2本の輪針で筒状に編んでいきます。前の投稿と同じく、詳細はJudy BeckerさんのYouTube動画および公開されているブログサイトをご覧ください。
また前の投稿と同様に、日本語でかつゆっくり作業をした動画も作成しましたので、こちらもご覧いただければと思います。以下の動画・写真・説明につきましては、あくまでJudy Beckerさんの動画やブログを補助的により分かりやすくご紹介したいという趣旨であって、Judy Beckerさんの著作権を侵害する意図はない事を申し添えさせていただきます。
Judy BeckerさんのYouTube動画を見ていただけばお分かりいただけますが、動画では2段目を編む際に、表編みとウラ編みを織り交ぜて編まれているようです。しかしながら私にはその規則性が良く理解できなかったのと、全てを表編みだけで編んでも問題はないようなので、以下では全て表編みだけで2段目を編んでおります。その点につきましてはご了承ください。
B針側の目を休ませます
① ここまでは自分の左側に針先を向けて持っていましたが、A針を自分側にして、針先が右側を向くように持ち替えます。
② そして向こう側のB針を右側に向けて抜いて、
③ 両側の針の間のワイヤー部分にB針側の目を休ませます。
「目を休ませる」というのは、「編んだ目の部分をそのままにしておく」という事です。普通の棒針でくつ下をつま先から編む時に「休ませる」場合には、棒針を編み終わった状態のままとするやり方がありますが、これだと非常に編みにくくなります。
A針側を編みます
① 糸が掛かっているA針を左手に持って左針とし、逆側の針を手前側から持って来て右手で持って来て、右針として使います。そしてここから18目表編みをしますが、
② 1目めを編む前に、糸端側の糸は、左手の薬指に軽く掛けておきます。
なぜ左手の薬指に糸端側の糸を軽く巻き付けるかと言うと、作り目は単に糸をそれぞれの針に掛けただけなので、A針の1目めは左手の薬指に軽く巻き付けないと、ユルユルして編みにくいからです。
③ そして1目めを編みます。このまま5目めぐらいまでは糸端側を右手の小指で押さえたままとし、5~6目編んだら薬指から糸端を外して、
④ 18目編みます。これでA針側(足裏側)は、2段編んだ事になります。
B針側を編みます
① まず(A針の右針の進行方向に向かって針を抜いて)A針の目を休ませておきます。
② そしてひっくり返して(糸玉側の糸が右側にくる事になります)、
③ B針の右側の針を右側から作り目に押し込みます。
④ A針で編んだ時と同じように、B針の逆側の針を手前から持って来て右針とし、
⑤ 18目表編みします。これで足の表側も2段編んだ事になります。
2本の輪針で筒状に編むには、このように「B針側の目を休ませてA針側の目を編み」、ひっくり返して「A針側の目を休ませてB針側の目を編む」事を繰り返す事になります。くつ下のような筒状のものについては、カカトの一部を除いてずっとグルグルと表編みをする事になります。
ここからは、3段目・5段目・7段目で左右の端それぞれで1目ずつ目数を増やす事になります。4段目・6段目・8段目は、それぞれ手前の段と同じ目数だけ編む事になります。