つま先部分
ここからのつま先部分がどんな形になるのかについて、簡単にご説明させていただきます。下の図は、左足のつま先部分の編み図になります。前にもご説明させていただきました通り、編み方は主に文字(言葉)でご説明させていただきますが、形状については図の方がイメージしやすいかと思いますので、つま先部分の編み図をご紹介します。このように、左右非対称なつま先になります。
エクセルで作った図面なので、所々見にくいのはご容赦下さい。向かって右側の図は左足の裏側部分の図面で、向かって左側の図は左足の表(甲)側の図面となります。この後は足の裏側部分をA針で編み、足の表(甲)側部分をB針で編んでいきます。また実際に編んでいただく際には、右側から左側に向けて編む形になります。それぞれの図の右側にある数字は、「段数」になります。
つま先の編み始めは図にある通り18目で始め、8段目までは左右対称に1目ずつ増やしていく事になります。9段目から19段目までは、足の小指側だけ目を増やし、足の形状に近い形にしていきます。23段目と24段目はその先の足の甲の周期の寸法に合わせるため、左右1目ずつ目数を減らしていきます。
編み図につきましては「つま先はこんな形になるんだなー」ぐらいに見ておいていただければ十分です。この後の段ごとのご説明通りに編んでいただければ、結果的に編み図通りに編めます。
ここからの編み始めについては、Judy BeckerさんのYouTube動画およびブログサイトをご覧ください。
またリンクを貼らせていただいたJudy Beckerさんの動画やブログでも十分お分かりいただけるとは思いますが、日本語でかつゆっくり作業をした動画も作成しましたので、こちらもご覧いただければと思います。なお以下の動画・写真・説明につきましては、あくまでCat Bordhiさんの時と同様に、Judy Beckerさんの動画やブログを補助的により分かりやすくご紹介したいという趣旨であって、Judy Beckerさんの著作権を侵害する意図はない事を申し添えさせていただきます。
編み始めの作り目の作り方(1目めの作り目)
ここからは、左足部分を編む事になります。
① まず針の先を左側に向けて、A針を自分側に、B針を向こう側にして、自分に平行になるように持ちます。
(B針側)
② 次に向こう側に持ったB針に糸端側を自分側にして(糸玉側を向こう側にして)、約30cm糸を掛けます。
③ そしてB針の下で糸をひねって、糸端側を人差し指に、糸玉側を親指に掛けます。
これでB針に1つめの作り目が出来た事になります。
(A針側)
④ 人差し指側の糸を、手前の下側から自分側(A針側)に回し、
⑤ 2本の針の上側に持って来て、
⑥ 上から下に向けてA針とB針の間を通します。
これでA針に1つ目の作り目が出来た事になります。
これ以降は、B針→A針の順で作り目を作る事になります。また、糸は常にA針とB針の間に通す事になります。
2目め以降の作り目の作り方
(B針側)
① 親指側の糸を針の下側から回して、
② A針とB針の間を下から上に向かって通して、
③ B針の向こう側に糸を回します(B針の2目めの作り目になります)。
私はこの作業を、「(B針側)(親指側を)下から上げて(真ん中から出して)、向こう側(に回す)」と覚えました。
(A針側)
④ 人差し指側の糸を下側から(A針に)回し、
⑤ 2本の針の上に持って来て、
⑥ 上から下にA針とB針の間を通します(A針の2目めになります)。
私はこの作業を、「(A針側)(人差し指側を)下から回して(持って来て)、上から(真ん中を)下に(通す)」と覚えました。
この後は、B針側:「(親指側を)下から上げて(真ん中から出して)、向こう側(に掛ける)」と、A針側:「(人差し指側を)下から回して(持って来て)、上から(真ん中を)下に(通す)」をそれぞれもう16回ずつ繰り返します。これで18目の作り目ができたことになります。そして、この18目の作り目は「1段目」という事になります。