このブログでのくつ下の編み方について
このブログでご紹介させていただくのは、Judy Beckerさんが考案されたつま先の作り目(編み始めの事です)である「Judy’s Magic Cast-On(ジュディーの魔法の作り目)」から編み始めて、最後にCat Bordhiさんがご紹介されていますJeny Staimanさん考案による「Jeny’s Surprisingly Stretchy Bind-Off(ジェニーの驚くほど伸縮性の高い伏せ目)」という伏せ目(履き口部分を仕上げる事です)で完成させるくつ下です。
なおCat Bordhiさんの動画サイトのリンクを貼らせていただく事につきましてはCat‘s CreationsのキュレーターであるVal Curtisさんより、Judy Beckerさんのブログサイト及び動画サイトのリンクを貼らせていただく事につきましてはJudy Beckerさんご本人よりご承諾をいただきましたので、後ほどそれぞれの編み方等をご紹介させていただく際に、リンクを貼らせていただきますのでご覧ください。ご承諾をいただけました事につきまして、Val CurtisさんとJudy Beckerさんに感謝申し上げます。
私は編み物教室の先生から色々なくつ下の編み方を教わりました。でも未経験から始めた事もあり、なかなか編み方を覚えられず、またうまく編む事もできませんでした。しかしながらこれからご紹介させていただく編み方を教わった事で、劇的に楽に編めるようになりました。是非とも編み物未経験の方や初心者の方にお勧めしたい編み方です。
詳しくはこの後でそれぞれご紹介させていただきますが、「Judy’s Magic Cast-On」は2本の輪針でつま先から編み始める編み方です。この編み方だと普通の棒針で編むのに比べて、つま先部分やカカト部分が非常に編みやすくなります。また2本の輪針で「足裏側を編んで、甲側を編んで」を1段ごとに繰り返す形で編んでいきますので、何段目を編んでいるかも分かりやすくなります(普通の棒針だと何段目を編んでいるかが分からなくなりがちです)。
「Jeny’s Surprisingly Stretchy Bind-Off」は棒針(輪針)を使って伏せ目をするのですが、この編み方だと閉じ針(最後の部分で使う針です)を使うやり方に比べて非常にシンプルで覚えやすく、かつきわめて伸縮性の高い履き口にできます(閉じ針を使う止め方は、私はいまだに覚えられておりません)。編み物の得意な友人にこの動画を教えてもらい、それまでの履き口の伸縮性に関する悩みが一掃された止め方です。
カカト部分は一般的な「ガゼット・ヒール」という編み方で、これも他のカカト部分の編み方に比べてシンプルで編みやすい編み方です。そして2本の輪針で編みますので、普通の棒針に比べて非常に作業がしやすくなります。
ブログの全体像
このブログは、この投稿以降は以下のようなカテゴリー構成となっています。
3. 基本的な編み方(投稿3~17まで)
くつ下を編むために必要な、基本的な編み方についてご説明します。この部分は編み物未経験だった自分をベースにしていますので、基本的な編み方が分かっている方は「4. くつ下全体のご紹介」から見始めていただければと思います。
4. くつ下全体のご紹介(投稿18)
このブログでご紹介させていただきますくつ下の全体像についてご説明します。
5. つま先からカカト手前まで(投稿19~27まで)
「Judy’s Magic Cast-On」でのくつ下のつま先の編み始めから、カカト部分に入る前までの編み方をご説明します。
6. カカト部分(投稿28~31まで)
このブログでご紹介させていただきますくつ下のカカト部分の編み方を、カカトの前半と後半に分けてご説明します。
7. 履き口部分(投稿32~36まで)
カカトより上の、「Jeny’s Surprisingly Stretchy Bind-Off」での履き口の伏せ止め部分までの編み方についてご説明します。
8. 右足部分(投稿37~40まで)
このブログでご紹介させていただきますくつ下のつま先部分は左右非対称で、「5.つま先からカカト手前まで」は左足部分の編み方ですので、ここでは右足のつま先部分の編み方についてご説明します。
9. 左右対称の場合(投稿41~43まで)
普通のくつ下のように、つま先部分を左右対称とする場合の編み方をご説明します。
10. サイズの計り方・ゲージ(投稿44~45まで)
ご自分用のサイズで編まれる場合の、自分の足のサイズの計り方や、使う針や毛糸の太さが変わっても自分サイズにできるような方法についてご説明します。
11. 自分用のくつ下の各部分の目数と段数の決め方(投稿46~49まで)
計っていただいたご自分のサイズとゲージで、どのような目数や段数とするのかの決め方についてご説明します。
12. 設計図の作り方(投稿50~51まで)
通常は「編み図」という設計図を見ながら編みますが、このブログでは基本的に編み図なしで編める方法でご説明させていただきます。その際に編み図より分かりやすい(と私は思っておりますが)「設計図」の作り方についてご説明します。
13. オプション(投稿52~56まで)
糸の色を変えたり通気口を設けたりと、くつ下に少し「芸」を加える方法についてご説明します。
14. コラム(コラム1~8まで)
本編に記載するほどの事でもないものの、知っていたら便利かなあと思われるような事について記載しております。本編の所々で「コラム〇もご覧ください」としてありますので、適宜ご覧いただければと思います。
このブログは編み物をされた事がない方を念頭に構成しておりますので、編み物のご経験のある方であればご存じの事についてもご説明させていただいております。編み物が未経験ではない方につきましては、そうした部分は適宜飛ばしてご覧いただければと思います。
編み方は基本的に文字(言葉)でご説明します
動画や写真も使ってご説明しますが、基本的に文字(言葉)で表現して編み方をご説明させていただきます。また所々で編み図もご紹介はさせていただきますが、主にどのような形のものを編むのかを知っていただければという趣旨ですので、編み図についての部分は適宜飛ばして見ていただいても問題ありません。
途中で失敗しても気にしないでください
コラム等でも触れていますが、このブログでご紹介させていただきますくつ下は細い編み針と細い毛糸で編みますので、編み間違いがあっても目立つような事はありません。ですので途中で編み方を間違っても、気にせず編み進めていただいても概ね問題はありません。多少の間違いがあっても、最後まで編み上げた方が達成感が得られると私は思っております。
編み物以外もご紹介させていただきます
私は編み物だけでなく、料理をしたりお菓子を作ったりもしております。編み物だけだと煮詰まる事もあるかと思いますので、そんな時には料理や他の事についても載せていきたいと思います。編み物のコラム同様に、そうした事も息抜きとして読んでいただければ幸いです。