編み物の最初でも申し上げましたが、私は「物作り」の一環として、料理やお菓子作りもやっております。
元々料理やお菓子作りは全くできなかったのですが、30才を過ぎて何となく「食べたいから自分で作ってみるか」と思ってやり始め、もう長いこと週末の料理は私が作るということになっております。
改めて自分で作る料理やお菓子作りを振り返ってみると、食材の数や調味料の数も多くないものが多いので、料理やお菓子作りをしたことがない編み物父さんや、料理やお菓子作りにあまり手間暇をかけたくない女性にも便利じゃないかなあと思っております。
IT系が苦手なこともあり、現在、技術的なトラブルに見舞われてブログのアップ作業が滞っております。そのためブログ投稿の間つなぎも兼ねて「父さん料理とお菓子作り」のレシピをご紹介させていただければと思います。
初回は、先日たまたま姪っ子の誕生日用にハードベイクト・チーズケーキを作りましたので、ご紹介させていただきます。
このチーズケーキは材料が少なくてあまり手間がかからない割に家族から評判が良く、3人いる甥っ子や姪っ子の毎年の誕生日には必ず焼いて持って行っております。
① クリームチーズは小さくちぎってボウルに入れ、湯せんして柔らかくしておきます。
② バタークッキーを細かく砕きます。ウチにはフードプロセッサーがないので、スリ鉢とスリコギを使っております。なるべく細かく粉状にした方が、食感が良いように思っています。
③ 砕いたクッキーを耐熱容器に入れて、マーガリンを散らしてレンジで溶かします。
④ マーガリンを溶かしたクッキーを混ぜて土台としてケーキ型に入れます。
⑤ クリームチーズを泡だて器で良く混ぜます。
⑥ そして砂糖を入れて更に良く混ぜ、
⑦ 次に生クリームとバニラエッセンスも加えて更に混ぜます。
⑧ 良く混ぜた⑦をシリコンのヘラでケーキ型に入れて表面を平らにしてから、ホーローの波黒皿に乗せ、
⑨ オーブンレンジの一番下に入れます。そして200℃で10分焼き、更に180℃で40分焼きます。
⑩ 焼きあがったら粗熱を取り、ラップをして冷蔵庫で冷やして出来上がりです。
チーズケーキのレシピは数多くありますが、あまり「ハードベイクト」なレシピは見かけないように思います。またケーキ屋さんでもハードベイクト・チーズケーキはあまりお目にかかれないなあとも思っております。私は個人的に普通より硬めのチーズケーキが好きなと、材料が少なくて手間があまりかからないという理由で、このチーズケーキを焼いております。
もし普通の硬さがお好みであれば、上記の材料に卵2コとサワークリーム100gぐらいを加えると、良くある硬さに焼きあがります。
レシピ本などには「クリームチーズは常温にして」としか書いていない場合が多いですが、冷蔵庫から出しておくだけでは時間がかかるので、ある時湯せんしてみました。味的に違いはないようなので(家族に聞いてみましたが「味は何も変わらない」との事でした)、私はいつも湯せんで常温に戻しております。
土台は安いバタークッキーが、細かく砕きやすいので最適かと思います。ビスケットも使ってみたのですが、砕くのが大変なのと、硬い食感が残ってしまうので、私は安いバタークッキーで作っております。
オーブンレンジの一番下に入れるのは、皿受棚に入れてしまうと、表面が焦げてしまうからです。皿受棚に乗せて何度か表面を焦がしてしまいましたが、一番下に入れると焦げない事が分かりました。なお、表面が焦げたとしても、出来上がりの味には違いも問題もありません。
焼いてすぐに食べても良いのですが、粗熱をとってから冷蔵庫で冷やした方が「ハードベイクト」感が出ます。私は作ったらその日は食べずに冷蔵庫で冷やしておいて、翌日以降に食べるようにしております。食べる時に残った生クリームをホイップしてケーキに付け添えるのもお勧めです。一度お試しあれ。